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「がんなど高度な医療が必要な避難民も」ウクライナの隣国・モルドバ派遣の専門家が報告会

2022.4.12 16:28
ウクライナからの避難民を受け入れている隣国、モルドバで、保健医療の分野で必要な支援を調査するため、JICA(国際協力機構)が派遣した広島の専門家が、報告会を行いました。

報告したのは、広島大学大学院の久保達彦教授です。災害医療が専門の久保教授はウクライナの隣国、モルドバで必要な支援を調査するため、3月19日から調査団の団長として派遣されました。現地の病院や避難所を視察して政府高官や医師らと意見交換し、4月10日に帰国しました。

ヨーロッパで最も貧しい国といわれるモルドバには、ウクライナから40万人が避難しました。久保教授はこのうち、現地に留まった10万人が医療支援を必要としていて、モルドバ政府が無償で支援していますが、がんや糖尿病など高度な医療を必要とする避難民もいて大きな課題だと指摘しました。

「日本のように医療体制が強靭でないところに新たな10万人という、いきなり国民の数が増えるような避難民が入ってきているという状況が起こっていて、そこが非常に負担になっている」(広島大学大学院 久保達彦教授)

また今後のロシア軍の動向によっては、さらに厳しい状況も予想されていると説明しました。

「ウクライナ西部のオデーサという街に万が一、戦火が及んだ場合に数日の後に20万人が一気にモルドバに流入するのではないかと考えられている。その後には120万人程度が、さらに短期間にモルドバに入ってくると予想されている」(広島大学大学院久保達彦教授)

久保教授は今後も継続して支援を続けていきたいとしています。
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