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イマシリ!『もうすぐGW 広島・呉の海沿いをskip体験!』

2022.4.13 16:43
風光明媚な広島・呉の沿岸部や島しょ部。地元の商工会が、サイトを作って観光体験を後押ししています。

揚子江流域のヤギの毛を50年寝かせて作る筆…。「これだけで言うと本当に何百頭の何個かわからないくらい。」

海に面した築150年以上とみられる古民家でゆっくりと民泊…。「残しておきたいと。わたしが生まれた家なので。」

きょうの「イマシリ!」のテーマは、『もうすぐGW 広島・呉の海沿いをskip体験!』。

  ◇  ◇  ◇

半月後にはゴールデンウイークがやってきます。コロナ禍で観光産業は大きな影響を受けていますが、感染防止対策を取りながらエリアの魅力を伝えようとする人たちは少なくありません。

広島・呉市の島しょ部など8つの地域の業者で作る呉広域商工会では、「せとうちskip」というサイトを展開しています。商工会では、このサイトを通して体験型観光メニューを紹介するなどして地域の活性化に取り組んでいます。

  ◇  ◇  ◇

呉広域商工会です。4年前に「せとうちskip」を立ち上げて、観光やみやげ・グルメなどを紹介しています。

今、商工会が力を入れているのが、体験型観光メニューです。酒蔵見学やシーカヤック、農業や漁業、カキ打ち体験など、沿岸地域や島しょ部ならではのアクティビティを写真で紹介しています。

呉広域商工会 佐々木隆司課長
「呉の島・海を楽しんでいただく観光スポットが点在していますので、その点在した所を線で結び付けてスキップするような感覚で楽しんでほしい。」

商工会では、「近場の観光」として、県内からの集客に期待しています。商工会から今おすすめのアクティビティを紹介してもらいました。

こちらは、川尻町で92年続く「文進堂畑製筆所」です。ここでは筆づくりが体験できます。4代目の畑幸壮さん(34)が筆づくりに使っているのは、50年前のヤギの毛だそうです。

文進堂畑製筆所 4代目 畑幸壮さん
「中国揚子江流域にすむ野生の雄ヤギなんですけど、そこの胸毛だけを取って、皮がついた状態で50年以上寝かせた毛を使っているのが、うちの特徴になります。」

この原料、毛が細くてハリがあり、照りもすばらしくて、墨含みがいいので貴重ですが、ほかには変えられないものだそうです。

畑幸壮さん
「何百も取った中でいいものを選ったのがこれなので、これだけで言うと、本当に何百頭の何個かわからないくらい。」

毛の選別の後に汚れとムダな毛を除いていきます。畑さんが注文を受けて1本の筆を仕上げるまではおよそ2か月かかります。発注者の理想がとても高い場合には、素材集めに時間を要するため、20年かかることもあるそうです。

そんな難しくて繊細な筆作りですが、体験では、畑さんの指導を受けながらチャレンジすることができます。畑さんは、体験に訪れる人には1本の筆の背景にある時の長さと文化に触れてほしいと話しています。

畑幸壮さん
「楽しんでもらって、そこから日本の文化・筆づくりの文化があるんだなと少しでも広めてもらえたらありがたい。」

筆づくり体験のあとには畑さんが作った高級筆がおみやげとしてついてくるそうです。

  ◇  ◇  ◇

大崎下島の豊町。御手洗地区の重要伝統的建造物群保存地区に民泊「とみつね」があります。築150年以上とみられる古民家を自宅のように利用できる民泊です。

民泊とみつね 江口富枝さん(70)
「『家主不在型』といいまして、もう、ここは1グループさんだけに泊まってもらって、ほかの民泊と違って利用するときに家主はいません。」

古民家1棟をまるまる独占することができます。

江口富枝さん
「残しておきたい。わたしが生まれた家なので残しておきたい。もう、ちょっとボロボロだったのを直して…。」

大阪で暮らしていた江口富江さんは、この家を残したい気持ちからUターンして、この家を修復。そして民泊にしました。2階の広間から見える景色はまるで風景画のようです。

江口富枝さん
「やっぱり景色がきれいって、みなさん、おっしゃいますね。」

御手洗地区は、風待ち潮待ちの港として栄えた街です。当時の風情は、「とみつね」の中庭に残り、時を「過去」にスキップさせてくれそうです。

江口富枝さん
「イギリスの方が去年、来られたんですけど、ここでコイにえさをやったりとかを楽しまれていたようです。」

歴史のある建物ですが、少しでも快適に過ごしてほしいというオーナー・江口さんの思いからキッチンや浴室などは最新装備にリフォームされています。

江口富枝さん
「一番いいのは、この景色を楽しんでもらうのと、ここの風景、のんびりした所というのを楽しんでいただければと思います。」

喧騒を離れ、海のそばで江戸時代へのタイムスリップを体験するのもすてきな休暇になりそうです。

― 新型コロナが心配、大型連休をどう過ごそうかと悩んでいる方は少なくないと思います。近場で、しかも密にならずに貴重な体験ができる所はまだまだありそうです。GWに向けて、調べてみてはいかがでしょうか。
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