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発覚から書類送検まで 広島中央署8500万円盗難事件

2020.2.14 17:32
 警察署の中で多額の現金が盗まれるという前代未聞の事件。これまでの経緯を振り返ります。

 3年前の5月、広島中央警察署1階の会計課に保管してあった詐欺事件の押収品である現金8572万円が何者かに盗まれたことが発覚したのです。

 「大きなホテルや県庁のそばで、広島市内中心部にあるのが広島中央警察署です。広島県警の中でも扱う事件の数などが最も多い警察署です。」(梅川千輝記者 2017年)

 警察署から多額の現金が盗まれるという前代未聞の事件―。金庫の鍵が入った会計課長の机の引き出しには何者かにこじ開けられた形跡がありました。県警は、現場の状況などから証拠品や鍵の管理方法を知る内部の犯行の可能性もあるとみて、調べを進めていました。

 「広島中央警察署の盗難事件が未解決の状態で離任せざるをえないことにつきましては、心残りであり心苦しく思っています。」(広島県警 名和振平元本部長 2018年1月)

 報道機関は当初から記者会見を開くよう再三求めてきました。初めて開いた記者会見は事件発覚から8か月後。当時の県警本部長は未解決のまま離任することを謝罪しました。

 さらに…。

 「あってはならないことであり、県民のみなさまに深くお詫びを申し上げます。」(広島県警 石田勝彦前本部長 2019年4月)

 事件発覚から2年を前に、事件当時の警察幹部の処分が発表されました。容疑者の特定に至らないままの先行処分。県警はあくまで「金庫に保管してあった現金の管理が不適切だったこと」についての処分だと説明しました。

 一方、見つかっていないままの現金8572万円について県警は、職員やOBで補てんする方針を固めました。

 これまでに投入された捜査員は延べ4万4千人以上。現役警察官・職員やOBを含め関係者およそ600人から聴取して、6万件以上の口座などを金融機関に照会してきました。

 発覚から2年9か月。事件は大きな動きをみせようとしています。
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